通勤は毎朝早く、帰宅は夜遅く。睡眠時間もろくに確保できない毎日に、唯一頼っていたのがカフェイン。タブレット型の強力なものまで使って、何とか日中の眠気と戦っていました。でも気づいたんです。根本的な原因は、カフェイン不足じゃなくて、乱れた食生活と体内リズムの崩れだったことに――。


私、カフェインを摂取すれば、仕事に集中できると思い込んでいました
日中の睡魔が尋常ではなかった・・・
午後になると、まぶたが重くて仕事にならない。何をしても集中できず、気がつけばウトウト…。そんな日が何日も続きました。原因は睡眠不足だけじゃなく、昼食後の血糖値の急上昇とその後の急降下。いわゆる“血糖値スパイク”によって、眠気が引き起こされていたのです。食事の内容やタイミングによって、午後のパフォーマンスは大きく変わります。炭水化物中心の食事ではなく、タンパク質や野菜をしっかり摂ることで、午後の眠気は劇的に減少。日中の集中力を保つには、ただカフェインに頼るのではなく、食生活を見直すことが何よりも効果的だったのです。
コーヒーでは効き目なし。眠眠打破、効果なし。
最初はコーヒーで眠気をしのいでいたものの、だんだん効果が薄れてきて、市販の強力なカフェイン飲料に手を出しました。「眠眠打破」やエナジードリンクも試しましたが、正直一時的なごまかしに過ぎませんでした。カフェインが効かない理由は、体が慣れてしまったから。しかもカフェイン摂取後は一時的に目が覚めても、数時間後に強い“反動の眠気”がやってくるのです。その場しのぎの対策では根本解決にはならず、結果的にカフェイン依存を強めるだけ。むしろ、体が本当に必要としていたのは、安定した血糖コントロールと、栄養バランスの取れた食事でした。
マイプロテイン タブレットカフェイン
市販のカフェインでは効かなくなり、たどり着いたのが「マイプロテイン」のタブレットカフェイン。1粒で200mgという強力な配合で、飲んで30分後には頭がスッキリ。たしかに即効性はありましたが、同時に胃に違和感が出たり、夜の寝つきが悪くなったりと、副作用のような症状も…。結局、一時的に覚醒しても、体の疲労はどんどん蓄積していきます。本当に必要なのは“目を覚ますこと”ではなく“整えること”。食養や生活習慣の見直しなしに、サプリやタブレットに頼り続けるのは、将来的な不調の引き金になる可能性もあると気づかされました。
1日のカフェイン摂取許容量
カフェインの1日の安全摂取量は、健康な成人で最大400mgが目安とされています。コーヒーなら約4杯、エナジードリンクなら2~3本程度。しかし、これには個人差が大きく、少量でも不眠や動悸などの不調が出る人も。さらに、コーヒー・お茶・チョコレート・サプリなど、日常的に口にするものから無意識に摂取していることも多く、気づかないうちに摂取量が上限を超えているケースも少なくありません。自分が1日どれだけカフェインを摂っているかを把握することが、健康的な生活を送るための第一歩です。



おそらく私は、許容範囲量を毎日オーバーしていたと思います。
体が慣れてしまって、効果が薄れていました。
カフェインの体への負担
カフェインは覚醒作用だけでなく、交感神経を刺激して心拍数を上げたり、胃酸分泌を促したりするため、体に少なからず負担をかけます。過剰摂取が続けば、不眠・頭痛・胃の不調・イライラ感など、慢性的な症状が現れることも。また、長期的には副腎疲労を招き、ホルモンバランスの乱れにつながることも指摘されています。「ちょっと眠いから」と気軽に飲むことが、体にとってはストレスになっている可能性も。頼る前に、まずは“なぜ眠いのか”という原因を探ることが、体に優しい選択です。
カフェイン摂取を辞めると・・・
意識的にカフェインを減らしてみたところ、最初の数日は眠気が強く感じられましたが、1週間もすると体が自然なリズムを取り戻し、日中もスッキリ過ごせるように。夜も深く眠れるようになり、朝の目覚めも快適に。何より驚いたのは、“カフェインがないと無理”と思い込んでいた自分にサヨナラできたこと。代わりに、朝食のバランスを整え、血糖値の乱高下を防ぐような食習慣を意識するだけで、こんなに変わるのかと実感できました。カフェインを手放すことで得られた“本当の快適さ”、あなたもぜひ体感してみてください。
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